「この曲、CMで聴いたことある…でもこれが主題歌だっけ?」
ドラマ『愛の、がっこう。』を見ていて、そんなふうに思った人も多いのではないでしょうか。
実際、CMには印象的な挿入歌が使われていて、ドラマ中でも視聴者の心に強く残る場面もたくさんあります。
でも、物語全体のテーマ――“許されない純愛”“矛盾を抱えながらも愛を選ぶ覚悟”――をまっすぐに描いているのは、主題歌「Spiral」です。
この曲を歌うのは、名曲「レイニーブルー」で知られる徳永英明さんの息子・レイニと、初タイアップ抜擢となる新星ボーカリスト・Yura。
放送開始とともにSNSでも話題となり、「誰が歌ってるの?」「歌詞が切なすぎる」と注目が集まっています。
この記事では、主題歌「Spiral」に込められた歌詞の意味やドラマとのリンクポイント、そしてアーティスト情報など、知っておきたいポイントを深掘りしてご紹介します。
もくじ
Spiralは愛のがっこうの物語を包み込む主題歌

2025年夏ドラマ『愛の、がっこう。』の主題歌「Spiral feat. Yura」は、禁断の純愛を描く物語にそっと寄り添う繊細なバラードです。
歌うのは、シンガーソングライターのレイニと新星ボーカリストYura。
この2人の声が織りなす「寄り添い合いながらもどこか触れられない」距離感は、まさに主人公たちの関係そのものを映し出しています。
歌っているのはレイニとYuraのデュエット
愛のがっこうの主題歌「Spiral」は、静けさと情熱をあわせ持つシンガー・レイニと、透明感ある歌声が魅力のYuraによるデュエット楽曲です。
2人の声は、まるで感情がうずまく“螺旋”のよう。近づいては離れて、でもまた惹かれ合う…。そんな繊細な心の動きを音楽で描き出し、ドラマの世界観をより深く印象づけてくれます。
レイニは徳永英明の息子|名前の由来は「レイニーブルー」
レイニは、2025年現在24歳。ミッドテンポのポップを基調に、エレクトロやフォークの要素も取り入れた楽曲で注目を集めるシンガーソングライターです。
そしてもうひとつ話題になっているのが、彼の出自。父は、名曲「レイニーブルー」で知られる徳永英明さん。実は“レイニ”という名前も、この楽曲にちなんで名づけられたそうです。
2025年1月にはドラマ『相続探偵』の主題歌でメジャーデビューし、俳優やモデルとしても活動中。ハスキーな声に透明感をまとわせたボーカルは、まさに唯一無二。
Yuraは“初主題歌”抜擢の新人アーティスト
Yuraは、2024年にYouTubeやTikTokで話題となりデビューした20歳のシンガー。代表曲「First Light」はYouTubeで20万再生を突破し、SNSでは“心が浄化される声”と称され人気を集めています。
「Spiral」が初のドラマ主題歌タイアップとなる彼女。その初々しさと切なさを帯びた歌声が、レイニの深みあるボーカルと響き合い、唯一無二の音像を生み出しています。
Spiralの歌詞が語る“矛盾だらけの愛”

Spiralにはどんな言葉が込められているのでしょうか?歌詞の中から、テーマとなる感情をひもといてみましょう。
キーワードは“矛盾”と“触れたい気持ち”
「Spiral」という楽曲には、明確なストーリーがあります。繰り返される“矛盾”という言葉。許されない想いを抱えたまま、それでも“あなたに触れたい”と願い続ける。
「矛盾のない人はいない みんな同じさ」
この一節が象徴するように、愛することの中にある葛藤や不完全さを肯定していくのが、この歌の本質です。
「Spiral」は、愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)の間にある、“年齢差”や“社会的な立場の違い”を越えて、ただ「愛しい」という気持ちだけを信じて進もうとする2人の姿に重なります。
主題歌Spiralが示すドラマ愛のがっこうの結末とは?
歌詞はドラマの結末を暗示しているのでしょうか?いくつかのフレーズをもとに、ラストの形を想像してみます。
“結末に怯え合う”二人が選ぶ愛のかたち
「Spiral」の歌詞を読み解いていくと、ドラマがどのような結末に向かっていくのか、あるヒントが見えてきます。
たとえば、「清らかな愛の顔して今日も傷つけ合う」「結末に怯え合う 二人 それでいい」といったフレーズ。これは、2人の関係が簡単には報われないことを示しつつ、それでもお互いを手放さずに進んでいく覚悟が感じられます。
愛実とカヲル、それぞれの背景や関係性をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ👇
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また、「矛盾のない人はいない」「ただ、愛しいだけ」といった言葉からは、2人が正しさではなく“気持ち”を選ぶ姿勢が伝わってきます。世間的に正解でなくても、自分たちの中ではその愛を信じる——そんなラストを予感させるのです。
『愛の、がっこう。』の結末がたとえハッピーエンドでなかったとしても、そこにあるのは“矛盾ごと受け入れた愛の形”。 主題歌は、その未来をそっと先取りしているのかもしれません。
ドラマの感情をそのまま音楽にしたような一曲
主題歌がドラマのどんな感情に重なっているのか、印象的な歌詞の一節とともに見ていきます
“明かりを灯せたなら”という無償の愛のメッセージ
歌詞の中には、こんなフレーズも登場します。
星一つ見えないこんな夜でも あなたのためだけに明かりを灯せたなら
これは、主人公の愛実とカヲルが感じる孤独や不安を超えて、相手のために何かを灯したいという“無償の愛”の表れ。ドラマの切ない展開を想像させながらも、ドラマを見終えた後に、心のどこかに小さな明かりが灯るような一節です。
Spiralの配信情報|フルで聴けるのは?
- 配信開始日:2025年7月11日(金) 0:00〜
- 配信サービス:Spotify/Apple Music/LINE MUSIC/Amazon Music など主要ストリーミング
- YouTube:公式MVも同日公開されました。線だけで描かれた男女の横顔が静かに寄り添っています。完全に重なることのない2人の輪郭は、まるで愛実とカヲルのような“近くて遠い愛”を象徴しているようです。
📌 まとめ:Spiralは『愛のがっこう』の感情を引き立てる曲

- 主題歌「Spiral feat. Yura」はレイニとYuraによる共演
- 歌詞は“暗闇の中の一筋の光”をテーマに、禁断の恋とリンク
- 配信は7月11日スタート、主要ストリーミング・YouTubeでフル視聴可
- レイニは実力派シンガー、Yuraは新星ボーカルとして注目株
ドラマの重要シーンで流れるこの曲は、“視覚と聴覚”の両面で視聴者の心を揺さぶるはず。放送を見ながら主題歌を思い出し、曲単体でも余韻に浸る…そんな楽しみ方もおすすめです。