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『愛のがっこう』つばさ役は荒井啓志!完璧主義ホストの孤独を深掘り解説!

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『愛のがっこう』つばさ役は荒井啓志!完璧主義ホストの孤独と“愛のかたち”を深掘り解説

ドラマ『愛の、がっこう。』に登場する“つばさ”は、一流大学に通いながらホストクラブ「THE JOKER」でNo.1を誇る、まさに完璧な男。

しかしその裏には、計算された策略、揺れ動く感情、そして報われない努力が隠されています。

特に第2話・第3話では、ラウールさん演じるカヲルへのライバル心を露わにしつつも、常連客・明菜を紹介するなどの行動がSNSで大きな反響を呼び、「あのニヤッとした笑いが怖いけどリアルすぎる」「営業として完璧すぎて震えた」と、視聴者をざわつかせました。

演じているのは、実際にホスト経験のある俳優・荒井啓志さん。そのリアルな所作と“嫌味なのに惹かれる”絶妙な演技に、「元ホストだからこその説得力」「つばさのリアル感やばい」とSNSでも注目が集まっています。

この記事では、そんな“完璧主義ホスト”つばさの孤独や嫉妬の理由に迫っていきます。


完璧なはずのつばさがなぜカヲルに嫉妬するのか

結論から言えば、つばさは「誰にも見せない努力」と「報われなかった想い」を抱えて生きているからこそ、カヲルという異質な存在に心をかき乱されています。

カヲルは文字もろくに読めない“学のないホスト”。しかし、彼のもつ圧倒的なカリスマ性や人間的な魅力は、つばさがこれまで積み重ねてきた努力とは全く違う武器で人を惹きつけていきます。

カヲルの存在は、つばさにとって自分の“正しさ”や“努力”を脅かすものでありながらも、どこかで羨ましく、目を離せない存在でもあるのです。


つばさの“完璧さ”が揺らぎ始めた瞬間|第2話・第3話の印象的なシーンから

第2話では、カヲルに対するライバル心がつばさの言動に色濃く表れました。常連客である明菜(吉瀬美智子)をあえてカヲルに紹介し、彼の対応を試すような立ち回りを見せたのです。

明菜がカヲルに「今度デートしましょう」と誘うと、カヲルは永久指名制のルールによりきっぱりと断ります。そんなカヲルに対して、つばさが「よくお仕えしてください」と笑って言い放つシーンは、SNSでも話題に。「シャンパン入れさせてしれっと評下げるとか怖すぎる」「ヘルプとして完璧」と、その狡猾さとプロ意識に驚きの声が上がりました。

続く第3話では、つばさが愛実と会話する場面で、カヲルのホストとしての能力や魅力をさりげなく下げるような発言をします。でも実際には、ホストとしての実力ではまだつばさが圧倒的NO.1。表彰の場面でも、カヲルはまともにスピーチすらまともにできていない。

なのに、つばさが心がざわついている。つばさの空回り感とかジワジワした焦りが伝わってきました。

視聴者からは「つばさのニヤ顔がリアルで怖い」「挑発してくるのに、どこか寂しそう」といった反応も多く、ただの嫌なやつではなく“心が揺れている人”としての見方が広がりつつあります。

つばさが背負う「孤独」と「壁」

つばさを演じる荒井啓志さんは、公式インタビューの中で次のように語っています。

「つばさは“完璧主義な人”です。でもそこに至るまでに、実はいろいろな経験をして乗り越えてきた人だと思います」

「誰も自分のことを本当に理解してくれないと思っていて、壁を作ってしまっている」

つまり、つばさは“恵まれた人”ではなく、“そうあろうと必死で築いてきた人”。

その裏には、他人に見せることのない傷や劣等感が隠されており、カヲルのような“無垢でまっすぐな存在”が、その壁を崩しかけてくることに、無意識の動揺を感じているのかもしれません。


つばさ役・荒井啓志のリアルすぎる演技の理由とは?

つばさを演じる俳優・荒井啓志(あらい・けいし)さんは、実際に大学在学中に約2年半、歌舞伎町のホストクラブで働いていた経歴の持ち主です。

ホストを始めたきっかけは「自分の知らない世界を知りたかった」という好奇心から。大学2年の頃から期間を決めて働き、入店半年でナンバー2に昇り詰めたという実績があります。

ドラマ『愛の、がっこう。』でのつばさ役に、その経験が存分に活かされています。視聴者の間では「本物のホストみたいな動き」「つばさのニヤッとした笑いがリアルすぎる」とSNSで話題に。特に第2話での“明菜を使ったカヲルへの挑発”シーンでは、計算された駆け引きが“リアルに怖い”と高く評価されています。

荒井さん自身もインタビューで「人間観察や顧客対応のスキルは、ホスト時代に身についたもの」と語っており、その観察眼が演技の繊細さにもつながっています。

なお、俳優としての転機は2022年の「CAMPUS BOYS」グランプリ受賞。そこからエイベックスに所属し、TikTokドラマ出演を経て、2025年の本作で連ドラ初のレギュラー出演を果たしました。

「嫌なヤツなのに、目が離せない」――そんなつばさを演じ切れるのは、まさに“リアルを知っている俳優”だからこそかもしれません。

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『愛のがっこう』つばさ役は荒井啓志!完璧主義ホストの孤独とは?まとめ

つばさは、誰よりも努力して、完璧な自分をつくり上げてきた人。
だけど、カヲルのように感情で人を動かす存在に出会ったことで、少しずつ心に揺れが生まれていきます。

夢を叶えるために突き進んできた彼が、その途中で“愛”の気配に触れてしまったら――
どんなふうに変わっていくのか。

まだ答えは出ていないけれど、つばさのその迷いこそが、今の彼の魅力なのかもしれません。