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エヴァンゲリオン新旧はどっちが面白い?違いや見る順番も詳しく解説!

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エヴァンゲリオン新旧はどっちが面白い?違いや見る順番も詳しく解説!

2025年11月14日(金)〜11月20日(木)までの期間限定でリバイバル上映が予定されている『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』こと『エヴァ:序』。

今回は、『エヴァ:序』に代表される新劇エヴァと『Air/まごころを君へ』に代表される旧劇エヴァのどちらが面白いのか。

また、『エヴァ:序』に代表される新劇エヴァと『Air/まごころを君へ』に代表される旧劇エヴァの違いは何なのか。

今回は、新劇エヴァと旧劇エヴァの違い、どちらが面白いのかについて解説いたします。

エヴァ劇場版新旧どっちが面白い

結論から言えば、エヴァ旧劇と新劇は作品としてはそれぞれの長所が違い、どこを求めるかで評価が分かれる作品であると考えます。

この『どちらが面白いか』という議論についてですが、これはあくまで見ている人の価値観によって感想はわかれるのとされます。

それでは、エヴァ旧劇・新劇の面白さの方向性の違いについて、そして個人的にどちらが面白いのかについて解説します。

ストーリーのわかりやすさならエヴァ新劇

まず、エヴァ新劇シリーズについてですが、こちらはストーリーがより分かりやすいものとなっています。

しかし、『突然Qで登場した新キャラに意味はあるのか』『加持とミサトはいつ子作りをしたのか』といったツッコミどころは満載です。

また回収されていない伏線・設定は多く、『真希波マリはなんだったのか』『空白の14年間とは何だったのか』といった謎は多くあります。

ストーリーについても、強引にもほどがある展開が多く続きますが、一応表向きハッピーエンドで終わるので、わかりやすさなら新劇のが上といえます。

とはいえ、それでもツッコミどころや回収されない伏線も多く、モヤモヤする人は多くいるかもしれません。

映像の素晴らしさと他の作品にはない凄みをみるならエヴァ旧劇

90年代に社会現象を巻き起こしたエヴァ旧劇。

こちらは、他のアニメや多くのカルチャーに影響を与えた作品となっています。

その影響力で言えば新劇よりもはるかに上であるといえるでしょう。

また、映像も凄く、作品序盤の戦略自衛隊のネルフ襲撃シーンの殺戮描写は、本物の戦争映画に負けていない迫力があります。

さらに二号機と量産機の戦闘シーンもすさまじく、これらの『凄み』でいえばエヴァ旧劇に比べ新劇は勝てない存在感があるといえます。

『ストーリーのわかりやすさ』よりも『他の作品にはない凄み』を求めるならエヴァ旧劇の方がいいかもしれません。

結局、どっちの方が面白いのか

では結論どちらが面白いのでしょうか。

これはあくまで個人的な感想になりますが、エヴァンゲリオンという作品の唯一無二の存在感は『エヴァ旧劇』でしか味わえないといえるでしょう。

正直、これが時代の差といえるかもしれません。

ミサトの死亡シーン一つでも、旧劇エヴァの迫力は新劇エヴァにはないので、映画としてはエヴァ旧劇の方が面白いといえるでしょう。

エヴァ新劇・旧劇どういう違いがあるのか

それでは、エヴァ旧劇・エヴァ新劇どういった違いがあるのでしょうか。

今回は、エヴァ旧劇・エヴァ新劇それぞれの違いについて、ご説明いたします。

新劇では変更された旧劇の設定が多い

エヴァ旧劇と新劇では数多くの設定が違います。

まずエヴァンゲリオン各機体は、電源ケーブルからの電気の供給がなくなると動けなくなります。

動けない状態で攻撃を受けた場合、時々エヴァンゲリオンの各種機体のコアの中にいる魂が覚醒することとなります。

ちなみにこれらの魂というのは、各種パイロットの母親の魂となっています。

しかし、新劇では電源ケーブルがなくてもエヴァは動けるようになり、コアの中に魂があるのかについても多くの謎が残されています。

次に、基本的にエヴァ世界において、黒幕として登場するゼーレの設定も旧劇・新劇では多く変化しています。

旧劇では、ゼーレは、人類社会を裏で操っていた秘密組織の集団で、国連を隠れ蓑にして活動してきていた過去がありました。

ゼーレの実質リーダーでもあるキール・ローレンツはドイツ人で、アメリカ代表は黒人、フランス代表は謎の老人となっています。

人類補完計画も彼らの宗教的な儀式の一つとなっています。

しかし、新劇では彼らの存在は、モノリスの形をした宇宙人で、裏から人類を支えてきていたという設定に変更されています。

そして、エヴァの根幹である人類補完計画も、旧劇ではゼーレの行う宗教的儀式でありましたが、新劇ではミサトの父親が唱えた説と変更されました。

第一始祖民族の有無

エヴァ世界での宇宙では、第一始祖民族と言われる高い知能を持った宇宙人が宇宙に存在していました。

その第一始祖民族たちは、『アダム』と『リリス』と言われる二つの種を惑星にばらまき生命体を産んでいたのです。

エヴァ世界の地球ではこのアダムの種とリリスの種が二つ入り込んでしまうトラブルがおきます。

元々地球はアダムのものだったのですが、リリスが無理やりやってきたのでした。

このアダムの種が使徒になり、リリスの種が人類になりました。

つまり、このアダムの種とリリスの種の争いこそがエヴァにおける使徒と人類の対決の原因とされています。

これらの設定はゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』で明らかとなります。

一応これらの設定は、旧劇新劇そろって、明確に言及されることはありませんでした。

しかし、ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2はエヴァ旧劇原作のゲームとなっており、ある意味作品設定を補完するために存在していました。

つまり、一応この第一始祖民族の設定は旧劇世界には事実上存在しているといえます。

ところが、エヴァ新劇ではこの第一始祖民族の存在は存在しているかどうかは不明です。

一部では、真希波マリの正体こそ第一始祖民族ではという声もありますが、公式では明確に明かされていません。

作品の結末の違い

エヴァ旧劇とエヴァ新劇については、作品の結末が違います。

旧劇において、最終的にシンジとアスカが生き残り、絶望的な状態に陥ったシンジがアスカに罵られるという結末を迎えます。

エヴァ新劇においては、シンジとマリと思われる若い男女が宇部市で姿を消すというものです。

一応エヴァ新劇の方がハッピーエンドといえますが、正直ここに至る経緯はかなり強引です。

とはいえ、旧劇もかなり強引な決着ともいえます。

この結末への強引な引導の渡し方こそ、エヴァンゲリオンらしいといえばそれらしいかもしれません。

まとめ

旧劇・新劇ともに、それぞれの魅力と価値が存在します。

旧劇は「圧倒的な映像と精神的衝撃」、新劇は「現代的で整理されたドラマ構成」。

どちらが“正解”というよりも、どのエヴァに自分が共鳴するかこそが重要なのです。

『エヴァ:序』リバイバル上映をきっかけに、もう一度自分の中の「エヴァ」を見つめ直してみるのも良いかもしれません。