「最新のシン・エヴァまで観たけれど、結局どっちが面白かったんだろう?」 「これから観るなら、どっちのシリーズがおすすめ?」
そんな疑問を持つ方も多いはず。新劇場版は映像も美しく、一応のハッピーエンドを迎えましたが、一方で「あのキャラは何だったのか?」「伏線が回収されていない」とモヤモヤを感じる声も少なくありません。
実は、エヴァの本質的な面白さは、新旧で180度異なります。
ストーリーの分かりやすさを取るか、それとも他の作品にはない「凄み」と「熱量」を取るか。
今回は、設定の変更点や結末の違いを深掘りしながら、どちらを観るべきか徹底比較しました。あなたの「エヴァ体験」を最高にするためのヒントをお届けします。
もくじ
エヴァ劇場版新旧どっちが面白い
結論から言えば、エヴァ旧劇と新劇は作品としてはそれぞれの長所が違い、どこを求めるかで評価が分かれる作品であると考えます。
この『どちらが面白いか』という議論についてですが、これはあくまで見ている人の価値観によって感想はわかれるのとされます。
それでは、エヴァ旧劇・新劇の面白さの方向性の違いについて、そして個人的にどちらが面白いのかについて解説します。
ストーリーのわかりやすさならエヴァ新劇
まず、エヴァ新劇シリーズについてですが、こちらはストーリーがより分かりやすいものとなっています。
しかし、『突然Qで登場した新キャラに意味はあるのか』『加持とミサトはいつ子作りをしたのか』といったツッコミどころは満載です。
また回収されていない伏線・設定は多く、『真希波マリはなんだったのか』『空白の14年間とは何だったのか』といった謎は多くあります。
ストーリーについても、強引にもほどがある展開が多く続きますが、一応表向きハッピーエンドで終わるので、わかりやすさなら新劇のが上といえます。
とはいえ、それでもツッコミどころや回収されない伏線も多く、モヤモヤする人は多くいるかもしれません。
映像の素晴らしさと他の作品にはない凄みをみるならエヴァ旧劇
90年代に社会現象を巻き起こしたエヴァ旧劇。
こちらは、他のアニメや多くのカルチャーに影響を与えた作品となっています。
その影響力で言えば新劇よりもはるかに上であるといえるでしょう。
また、映像も凄く、作品序盤の戦略自衛隊のネルフ襲撃シーンの殺戮描写は、本物の戦争映画に負けていない迫力があります。
さらに二号機と量産機の戦闘シーンもすさまじく、これらの『凄み』でいえばエヴァ旧劇に比べ新劇は勝てない存在感があるといえます。
『ストーリーのわかりやすさ』よりも『他の作品にはない凄み』を求めるならエヴァ旧劇の方がいいかもしれません。
結局、どっちの方が面白いのか
では結論どちらが面白いのでしょうか。
これはあくまで個人的な感想になりますが、エヴァンゲリオンという作品の唯一無二の存在感は『エヴァ旧劇』でしか味わえないといえるでしょう。
正直、これが時代の差といえるかもしれません。
ミサトの死亡シーン一つでも、旧劇エヴァの迫力は新劇エヴァにはないので、映画としてはエヴァ旧劇の方が面白いといえるでしょう。
エヴァ新劇・旧劇の違いについて解説!
それでは、エヴァ旧劇・エヴァ新劇どういった違いがあるのでしょうか。
また、シリーズの見る順番はどのようになっているのでしょうか。
今回は、エヴァ旧劇・エヴァ新劇それぞれの違いや、それぞれのシリーズの見る順番について、ご説明いたします。
新劇では変更された旧劇の設定が多い
エヴァ旧劇と新劇では数多くの設定が違います。
まずエヴァンゲリオン各機体は、電源ケーブルからの電気の供給がなくなると動けなくなります。
動けない状態で攻撃を受けた場合、時々エヴァンゲリオンの各種機体のコアの中にいる魂が覚醒することとなります。
ちなみにこれらの魂というのは、各種パイロットの母親の魂となっています。
しかし、新劇では電源ケーブルがなくてもエヴァは動けるようになり、コアの中に魂があるのかについても多くの謎が残されています。
次に、基本的にエヴァ世界において、黒幕として登場するゼーレの設定も旧劇・新劇では多く変化しています。
旧劇では、ゼーレは、人類社会を裏で操っていた秘密組織の集団で、国連を隠れ蓑にして活動してきていた過去がありました。
ゼーレの実質リーダーでもあるキール・ローレンツはドイツ人で、アメリカ代表は黒人、フランス代表は謎の老人となっています。
人類補完計画も彼らの宗教的な儀式の一つとなっています。
しかし、新劇では彼らの存在は、モノリスの形をした宇宙人で、裏から人類を支えてきていたという設定に変更されています。
そして、エヴァの根幹である人類補完計画も、旧劇ではゼーレの行う宗教的儀式でありましたが、新劇ではミサトの父親が唱えた説と変更されました。
この変更は、賛否が現在でもはっきりとわかれています。
作品の結末の違い
エヴァ旧劇とエヴァ新劇については、作品の結末が違います。
旧劇において、最終的にシンジとアスカが生き残り、絶望的な状態に陥ったシンジがアスカに罵られるという結末を迎えます。
エヴァ新劇においては、シンジとマリと思われる若い男女が宇部市で姿を消すというものです。
一応エヴァ新劇の方がハッピーエンドといえますが、正直ここに至る経緯はかなり強引です。
とはいえ、旧劇もかなり強引な決着ともいえます。
この結末への強引な引導の渡し方こそ、エヴァンゲリオンらしいといえばそれらしいかもしれません。
新劇では追加キャラが増えた
エヴァ新劇・エヴァ旧劇に共通していえるのは、エヴァという作品は基本的に「ミサト・アスカ・レイ」という3人のヒロインとシンジの愛憎を描いた作品というところです。
エヴァ旧劇では、最終作ともいえる『THE END OF EVANGELION Air / まごころを君に』では最終的にアスカと生き残ることとなります。
旧劇は登場するキャラクターが少なく、だからこそ閉塞した環境をうまく描くことに成功していました。
しかし、エヴァ新劇ではここに新しいヒロインの真希波マリというキャラクターが登場。
最終的に、新劇エヴァシリーズ最終作の『シン・エヴァ』では、この真希波マリがヒロインとして君臨することとなります。
また、マリ以外にもトウジの妹・サクラなど多くの新規キャラクターが登場しました。
ところが、基本的に新劇で追加されたキャラの多くはあまり評判はよくなく、コラボゲームではマリを除きほとんど使用されることがありません。
というのも、新規に登場したキャラのほとんどが、シンジの身内だったり過去キャラの身内だったりと、あまりバラエティに富んでいません。
そして、肝心のマリも正直言うと、人気はないのが現実で、人気投票をすると、アスカ・レイどころか、ミサトにすら劣ってしまいます。
エヴァ旧劇・新劇の作品の見る順番
それでは、エヴァ旧劇・新劇の各種作品の視聴する順番について、ご説明します。
これを読むと、どのようにみればいいのかよくわかるので、最後までみていってください。
エヴァ旧劇シリーズを観る順番について
エヴァ旧劇シリーズを観る順番についてですが、まず最初にテレビ版エヴァをみるほうがいいといえるでしょう。
全26話ほどありますが、テンポは速く、とても見やすい作風となっているので、一気にまとめ見することができます。
この作品をみてから『THE END OF EVANGELION Air / まごころを君に』や『シト新生』をみるほうがいいでしょう。
さて、旧劇シリーズの内の『シト新生』ですが、こちらはあくまでテレビ版の総集編的な作品となっています。
こちらについてはあくまで、テレビ版の補完なので、観なくても正直ストーリーの違いはありません。
旧劇シリーズの最終作である『THE END OF EVANGELION Air / まごころを君に』を楽しむうえでは、『シト新生』は観なくてもテレビ版だけを観ていても問題はありません。
ということで、エヴァ旧劇シリーズに置いてみる順番は『テレビ版』→『Air / まごころを君に』で問題がありません。
エヴァ新劇シリーズを観る順番について
次にエヴァ新劇シリーズを観る順番についてですが、こちらは非常にわかりやすいものとなっています。
まずは、エヴァ新劇シリーズの第一作である『エヴァ:序』から見るのをスタートしてください。
その次に、シリーズでも最高傑作として名高い『エヴァ破』。
そこから『エヴァQ』と『シンエヴァ』を続けていくのがいいといえるでしょう。
こういうことから、この新劇シリーズを観る流れは、『序→破→Q→シン』という流れでみていくのが一番ベストといえるでしょう。
ちなみに、『エヴァ:序』の続編である「エヴァ破』は、2025年12月12日(金)〜12月18日(木)にかけてリバイバル上映がされます。
このうちに破を見に行くのもいいかもしれません。
まとめ
旧劇・新劇ともに、それぞれの魅力と価値が存在します。
旧劇は「圧倒的な映像と精神的衝撃」、新劇は「現代的で整理されたドラマ構成」。
どちらが“正解”というよりも、どのエヴァに自分が共鳴するかこそが重要なのです。
『エヴァ:序』リバイバル上映をきっかけに、もう一度自分の中の「エヴァ」を見つめ直してみるのも良いかもしれません。