欲望をおさえられず、「放課後カノジョごっこ」を読んでしまった!
清楚な制服少女が、気づかないまま催眠で堕ちていく。
どう考えてもモラル的にはアウト。こんな作品に手を出していいのだろうか?
私もそんな迷いを抱えながら、『放課後カノジョごっこ』をDLsiteで購入してみました。
DLsiteの初回登録300円OFFクーポンを使って、定価550円が250円。
この金額なら許されるだろう、と自分に言い聞かせながら......。
【放課後カノジョごっこ】ネタバレ感想!
インモラルな催眠漫画「放課後カノジョごっこ」を読んでしまった!
倫理観とのせめぎあいで迷っていたけど、正直、たったの250円。
罪悪感に耐えられなくなったら削除したらいいじゃん、そう自分に言い聞かせた。
清楚で真面目な少女・翼ちゃんが、大学生の彼氏の優しい声を信じたまま、気づかぬうちに催眠で支配されていく。
怖いもの見たさだ。
本作には、他の作品にはない仕掛けがあった。
それは、少女が聞いている「優しい声」と、実際に男が吐き出している「ゲスな本音」が二重に描かれているという仕掛け。
翼ちゃんの耳に届くのは「別のゲームしたら?」「それ本体ごと貸してあげるよ」という優しい言葉。
けれど実際に大学生の彼氏が言ってるのは「普通にさせてくれればいいのに」「何のためにいままで相手したと思ってるの」といったゲスい本音。
この二重の声表現、どちらにも感情移入できる。
さらに秀逸なのが、カメラ的な視点の演出だ。
寝そべってゲームをしている翼ちゃんの隣に、大学生の彼氏が座る。
一見ただの微笑ましい日常に見えるのに、本当はそうじゃない。
“その手”が彼女の身体をどんどん侵食していく。
中でも印象的なのが、下から映すアングル。
布団に押し付けられた胸元、その小さな乳首を、男の指先だけがじっくり弄ぶ。
少女は無自覚にゲームを続けているけれど、読者には“布団越しの圧迫感”と“指先のいやらしさ”がくっきり見えてしまう。その構図は、彼女が「知らないふりをして受け入れている」ようにも見える。
紅潮した顔が気持ちよくなってるようにも見える──。
とはいえ、この作品は凌辱に振り切った作品ではない。
線の細い可愛らしい絵柄で、翼ちゃんの初々しさが強調されており、痛々しさよりも「恋に恋する少女の危うさ」が前に出ている。
インモラルなシチュエーションをのぞき見しているという罪悪感が薄まる。
そして迎えるラスト。
冒頭で「はるくんはやさしいから、私の気持ちを尊重してくれる」と語っていた翼ちゃん。
けれど終盤では、ほんの小さな違和感が心に残る。
それでも「大丈夫、平気」と自分に言い聞かせながら、再び彼氏の部屋へ向かっていく──。
このトーンの変化が、中学生らしい危うさと切なさを生々しく映し出している。
信じたい気持ちと、芽生え始めた疑念。
その両方を抱えたまま物語は幕を閉じる。
「もし翼ちゃんが本当に気づいたらどうなるのか」
「このあと翼ちゃんはどうなるのか」
──続編が気になる。
背徳を味わいたいけれど、重い凌辱はちょっと苦手。
そんな人にこそ、この『放課後カノジョごっこ』をおすすめしたい。