この記事は、「夫よ死んでくれないかの最終回結末ネタバレ!原作小説とドラマの違いは?」と題してお届けします。
小説「夫よ、死んでくれないか」の原作者の丸山正樹さんが、「ドラマはさらに刺激的な内容になっている」とコメント。
それを知って、「えっ!原作小説とドラマどう違うの?」「ドラマだけにある設定を知りたい!」という人も少なくないのでは?
そこでこの記事では、
- 夫よ死んでくれないかの最終回結末ネタバレ
- 原作小説とドラマの違い
について深掘りしていきたいと思います。
記事内ではドラマの見どころもご紹介していますので、ドラマ「夫よ、死んでくれないか」を見る際の参考にしてみてくださいね!
もくじ
夫よ死んでくれないかの最終回結末ネタバレ!

ここでは、麻矢に焦点を当て「夫よ死んでくれないか」の小説のストーリーを紹介します。
ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
結婚生活への失望と夫への不満
大学の同級生の麻矢・璃子・友理香はそれぞれに夫に対して不満を持ち、3人で集まるたびに夫の悪口や愚痴を言いあっています。
「夫がお金を残して死んでくれたらいいのに」というのが3人の願い。
麻矢は結婚によってキャリアアップが妨げられたと考えていて、夫とはお互い寝室を別にし無関心な生活。
璃子は夫の異常な束縛に嫌気がさし、不倫中。
友理香は、モラハラ夫から毎日のように罵詈雑言を浴びせられ、「ガーベ(生ゴミ、クズ)」と呼ぶほど嫌っている。
ある日、麻矢と璃子の元に友理香から「夫を殺したかもしれない」と電話がありました。
友理香のことを馬鹿にした夫を突き飛ばしたところ、夫が頭を打ち、動かなくなってしまった。
「お前なんか死ね!」と突き飛ばしたので、夫の意識が戻ったら親権も取られたうえで離婚されてしまうことを心配する友理香に、璃子は「殺そう」と持ち掛けます。
手足を縛りつけていたところ、友理香の夫が目を覚ましましたが、夫は記憶を失っている様子。
結婚したことすら覚えていない夫を前に、友理香はモラハラ夫を「いい夫」に「教育」しなおします。
麻矢の夫の光博の失踪と不倫
一方、麻矢の夫が失踪してしまいます。
法事から帰った麻矢が、クローゼットに喪服を着替えに行ったところ、クローゼットの奥にはくしゃくしゃのシーツがありました。
シーツにはどこかで嗅いだことのあるようなフローラルな香水の残り香がします。
「不倫の痕跡」
お互い無関心に過ごしてしまっていた夫婦関係をいつかは立て直さなければと考えていた麻矢にとっては許しがたい行為です。
麻矢は、ある日、酔った勢いで光博をののしってしまいます。
その日から、光博は姿を消します。
警察に光博の行方不明を届けた時に、家から無くなったものや失踪の理由を聞かれても麻矢は何も答えられません。
女性だから仕事を任せてもらえない
麻矢の心の中には「女であること」のデメリットが色濃くあります。
麻矢には兄がいますが、両親の関心は常に兄。
何をするにしても兄が優先、それは働き始めてからも同じです。
「家庭と仕事の両立」「産休育休を取るかもしれないから任せられない」「女のくせに」・・・。
そういうブロックに屈しないためにも子どもを持つ時期もしっかり考えたかったのに、麻矢のそんな気持ちは光博には理解されませんでした。
光日理に避妊を求めたことで、2人の距離は離れていくことになります。
そんな麻矢に、業界最大手のデベロッパーからヘッドハンティングの話が舞い込んできます。
これまでの自分の頑張りが認められたことを嬉しく思う麻矢ですが、そんな喜びもつかの間で終わってしまいます。
ヘッドハンティングの担当者から、話をまとめる代償として暗に体を要求されてしまうのです。
可哀そうな麻矢。
結局麻矢はこの話を辞退する選択を選びました。
光博の不倫相手は誰?
光博の不倫相手は、麻矢にとても近いところにいる女性でした。
麻矢はこの女性に、足元をすくわれ、何もかも奪われてしまいます。
しかも、そのことに麻矢が気付いたのは、警察に保護された光博を迎えに行く直前なのです。
麻矢がこれから迎えに行く夫は、不倫という行為で自分を裏切った上に、不倫相手にも捨てられた哀れな夫です。
夫が待つ警察の食堂のテレビでは、夫を殺した年老いた妻のニュースが流れています。
麻矢は心の中で次のように想っています。
「結婚した時からそのことをばかリを考えていた、夫よ、死んでくれないか。」
夫よ死んでくれないか原作小説とドラマの違いは?

ここでは、ドラマだけにある「璃子の夫『弘毅』の存在について」「友里香が憧れるママ友の存在」「麻矢の上司が女性であること」について、ご紹介!
また、ドラマの展開予想もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
璃子の夫「弘毅」の存在
璃子の夫、弘毅は、外資系コンサル会社に勤めるドラマオリジナルの存在。
ドラマの璃子の夫は、璃子への愛情が過剰で、璃子を束縛する存在として登場します。
いっぽう、原作の璃子の夫は「釣った魚にエサをやらない」タイプ。
朝帰りや給料をいれないなどのクズ夫のため、麻矢と友里香の二人にSOSを出し離婚に漕ぎつけています。
原作では登場しないキャラクター璃子の夫、弘毅。
ドラマが、原作よりさらに刺激的な内容になっているのは、璃子の夫、弘毅が絡んでいくことが鍵になっていると思われます。
「弘毅劇場」、今後の展開が気になります。
友里香が憧れるママ友の存在
友里香が憧れるママ友、映美(えみ)。
ママ友の映美も、原作にはないドラマオリジナルキャラクターで、インフルエンサーを彷彿とさせる存在です。
映美に影響を受けて、「夫がイクメン」「家族が仲良し」「暮らしぶりが素敵」であることを、友理香はSNSで発信します。
麻矢の上司が女性であること
原作では、麻矢の上司は男性ですが、ドラマでは女性。
女性の上司、立花瑤子。
麻矢の上司を男性ではなく、女性に変更した理由は何か・・・。
それは、女性が職場でキャリアアップしていくことの困難さを教える存在として必要だったと考えられます。
しかも麻矢は既婚者。
結婚した女性が能力に応じてキャリアアップしてもらえているか、職場でバリバリ働く環境が整っているかというと確かに疑問です。
既婚者の女性には、妊娠、出産、育児という大きなハードルがつきもので、仕事と育児の両立に多くの女性が葛藤しているというのも事実。
そんな多くの女性が抱える苦渋の思いを、上司、立花瑤子が代弁してくれることでしょう。
夫よ死んでくれないかの最終回結末ネタバレ!原作小説とドラマの違いは?まとめ

この記事では、「夫よ死んでくれないかの最終回ネタバレ!原作の結末はどうなる?」と題してお届けしました。
原作小説とドラマの違いは、シングルの璃子が既婚者であること。
璃子を既婚者にすることで、麻矢、璃子、友里香の夫婦関係、三者三様、三倍の構図展開をねらっていると思われます。
さらにヘットハンティングの千田が謎の男として登場。
よりドラマの展開に深みが増すでしょう!
いっぽうドラマだけにある設定は、「璃子の夫『弘』』の存在」「友里香が憧れるママ友の存在」「麻矢の上司が女性であること」。
これらによってドラマ「夫よ、死んでくれないか」によりサスペンス要素が加わるとともに、現代社会が抱える女性の悲痛な叫びをよりリアルに描いていくことが予想されます。
ドラマ「夫よ、死んでくれないか」、今後の展開に目が離せませんね!